~開発企画関係~
タイトル
医療機器のイノベーションマネジメント
【講義概要】イノベーションが真価を発揮するのは社会環境や産業構造において大きなパラダイムシフトが起きている時である。現在、ヘルスケア分野ではまさにこのような変革期にあり、医療と非医療がシームレスに結びつき、広義の新しいヘルスケアの形が生まれつつある。講師は昨年、大手の医療機器専業企業からベンチャー企業へと転じ、現在は専業・異業種の皆さまがヘルスケア分野へ新規参入する際の支援を行っている。本講演では専業での経験と新規参入の過程で取り組んだイノベーションについて紹介する。
時間
70分
講師等
サナメディ株式会社 取締役CTO 粕川 博明
タイトル
医療機器の保険償還制度と最近の傾向
【講義概要】医療機器に関する保険制度の解説とともに新規製品の保険収載の実例を紹介することで、医療機器の価格と保険収載、また手技料との関係を概説する。また、最近10年間のC1/C2の傾向と、材料価格制度改革との関係について解説する。
時間
60分
講師等
公益財団法人医療機器センター
医療機器産業研究所 上級研究員 田村 誠
タイトル
医療機器開発におけるプロジェクトマネジメント
【講義概要】多数のステークホルダーとの協業が不可欠な医療機器開発では、プロジェクトマネジメントの巧拙がその成否に大きな影響を及ぼす。医療機器開発プロジェクトにおける立ち上げ、計画、実行段階で、特に有効と思われるプロジェクトマネジメント手法を実例を交えて紹介する。
時間
70分
講師等
MedVenture Partners株式会社 パートナー 中村
智幸
タイトル
医療機器における知財戦略
【講義概要】医療機器ビジネスへの参入を図る場合、薬事承認等に関する深い知識が必要になることは周知であるが、企業間における競争優位性を左右する知的財産、特に、特許についても医療機器ビジネスに特有の観点および知識を持つ必要がある。
本講では、医療機器ビジネスにおける特許戦略の基本的な考え方及びその重要性を解説する。
時間
60分
講師等
IBC一番町弁理士法人 弁理士 久野 栄造
タイトル
臨床ニーズの見極めと実現化までのステップ
【講義概要】医療機器開発において、初期段階から薬事戦略、保険戦略を含めた計画立案が重要である。本講では臨床ニーズから上市までのプロセスを救急分野の新医療機器開発の実例を用いて説明する。医療機器開発の全体像を把握するとともに、大学との共同研究開始から臨床研究、治験、承認審査、保険適用のポイントを解説する。
時間
70分
講師等
大研医器株式会社 商品事業部 薬事学術情報課 課長 安全管理責任者
小林 武治
タイトル
事業化を目指す大学・病院との医工連携の進め方
【講義概要】医師・医療従事者の研究シーズや医療ニーズを出発点として、大学・病院と連携して医療機器・福祉用具等の事業化を目指す際の留意点(関係者間の調整、情報管理、プロジェクトマネージメント、大学・病院の知財・契約に関する考え方など)を、事例を交えて紹介する。
時間
70分
講師等
国立大学法人 浜松医科大学 産学連携・知財活用推進センター
講師 天野 優子
タイトル
異業種企業からの参入、成功へのポイント
【講義概要】半導体製造装置メーカーのタカトリは、徳島大学と連携し、クラスⅢ治療器を承認取得、異業種から新規参入した。異業種からの参入は、既存事業が新規事業を支える反面で異業種のドクトリンが足枷となる。こうした課題をAMED医工連携事業、NEDO橋渡し事業、医療機器開発支援ネットワークの伴走コンサルを活用し、有識者からのアドバイスを得ながら参入した取り組みを紹介する。
時間
90分
講師等
株式会社タカトリ 医療機器カンパニー 副カンパニー長 福光 秀之
タイトル
AI医療機器の基本
時間
90分
講師等
医療AI推進機構株式会社 機構長 島原 佑基
~規制対応関係~
タイトル
医療機器の開発・事業化を成功に導くための実務秘訣 ~全体像および各フェーズに
おける勘所~
【講義概要】医療分野は、成功すれば大きなリターンが期待できる一方で、法規制のハードルの高
さやニーズの見極めの難しさなど独特のビジネス環境であるとともに、医療機器開
発・事業化のプロセスが複雑なため高度で多様な専門的スキルを必要とする。本講で
は、テーマ探索からフィージビリティ・スタディ、そして設計開発、製造、上市まで
の一連の開発活動において、独特のお作法をどうクリアしていけば良いのか、全体を
俯瞰しつつ、各フェーズ・各プロセスの実務内容やチェックポイントを詳細に押さ
え、成功確率を高める秘訣を説明する。
時間
80分
講師等
フリーランスコンサルタント 安田 研一
タイトル
医療機器の審査概論
【講義概要】医療機器はヒトの身体に影響を及ぼすため、その上市に当たっては有効性と安全
性の証明が必要となっている。
クラス分類や製品の新規性によって証明が必要となる事項は異なっており、必要
となる手続き、治験の有無、審査機関等も異なる。本講では演者のPMDAでの審査経験を踏まえながら、公表資料を基に事例を解説し、規制側の考え方について整理する。
時間
70分
講師等
東京慈恵会医科大学 先端医療情報技術研究部
講師 竹下 康平
タイトル
安全管理(GVP)
~医療機器不具合報告制度及び安全確保措置~
【講義概要】医療機器は承認を受けただけでは仮免許といっても過言ではない。その安全性は世の中に問うてからが勝負となる。本講では、患者様、医療従事者の方々に医療機器を安全に使用して頂くためにメーカがなさねばならない安全管理業務、その全体像を説明する。
時間
60分
講師等
一般社団法人医療機器産業連合会 PMS 委員会
委員 三田 哲也
タイトル
承認申請ケーススタディ
~公開されている新医療機器情報を題材に~
【講義概要】ある新医療機器を題材にし、公開されているSTED(添付資料概要)、審査報告書などの情報から、開発プロセスにおける設計へのインプット、どのような⾮臨床試験が必要か、治験の要否の考え⽅等を理解する。次に市販後におけるデータ収集の事例をみていくことにより、市販前・市販後を⼀貫した安全性・有効性の確保(ライフサイクルマネジメント)を踏まえた承認申請戦略・計画の策定にあたり必要となる考え⽅、制度等を理解する。
時間
70分
講師等
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社
メディカルカンパニー 薬事本部
Japan Policy Head 田中 志穂
タイトル
医療機器開発事例(薬事・保険)
【講義概要】新医療機器(クラスⅣ)の開発から薬事申請、保険適用までのプロセスの実例について、審査報告書、STED、中医協資料など公開されている情報を中心に説明する。
特に承認審査で論点となった事項について、具体的対応も含めて説明する。
時間
70分
講師等
東レ株式会社 医薬・医療事業本部 開発薬事室
主任部員 舘 哲史
タイトル
医療機器「認証制度概要」
【講義概要】平成17年に認証制度が始まり、毎年多くの医療機器が認証され上市されている中、改めて薬機法上の認証制度の位置づけを理解した上で、申請から審査・認証までの流れを説明する。
認証制度の概要を説明し、承認制度との違いを含め基本的な考え方を理解する。
時間
50分
講師等
公益財団法人医療機器センター 認証事業部 部長 加藤
明美
タイトル
SaMDの開発戦略を支えるための承認審査の論点
【講義概要】平成25年の医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律の改正により、単体プログラムについても医薬品医療機器等法の規制対象となり、その後、多くプログラム医療機器が開発されている。
本講義では、プログラム医療機器が医薬品医療機器等法の規制対象となってから、PMDAにおいて実施してきた実用化促進のための取り組みや製造販売承認申請における論点等について概説したい。
時間
60分
講師等
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
医療機器ユニットプログラム医療機器審査室
審査役補佐 小池 和央
タイトル
レギュレーションを踏まえた医療機器の研究開発の考え方
【講義概要】プログラム医療機器を含むイノベーティブな新しい技術をレギュレーションと協調させた開発戦略の考え方を概説する。
時間
60分
講師等
公益財団法人医療機器センター
医療機器産業研究所 主任研究員 松橋 祐輝
~規格・基準対応関係~
タイトル
安全通則JIS T 0601-1の位置づけと概要
【講義概要】これからJIS T
0601-1を読む方が、医用電気機器の安全規格である本規格をご理解頂く参考となるように、以下について説明する。
①JIS T 0601-1 と医薬品医療機器等法との関係
②JIS T 0601-1 の要求事項を理解する上でのポイント
③JIS T 0601-1 の内容の簡単な紹介
時間
60分
講師等
フクダ電子株式会社 安全性試験センター課長
草川 克之
タイトル
ユーザビリティエンジニアリングプロセスについて
【講義概要】国内ユーザビリティ規格であるJIS T
62366-1:2019も発行され、ますます医療機器開発においてユーザビリティエンジニアリング(以下、UE)の適用が求められている。UEは、医療機器の安全性、並びに有効性のみなら
ず、使いやすさ、及び顧客満⾜度の高い機器を開発するためには必要不可⽋なプロセスである。本講では、UEの規格を実務に基づきながら解説していく。
時間
70分
講師等
株式会社UL Japan/Emergo by UL Managing Human
Factors Specialist 吉田 賢
タイトル
プログラムを用いた医療機器の設計開発手順書の作成ポイント
【講義概要】全ての医療機器の製造販売承認(認証)申請において、QMS省令及び基本要件基準への適合性が審査される。QMS省令においては、品質マネジメントシステムの規格であるJIS Q13485への適合性が求められる。基本要件基準においては、リスクマネジメント規格であるJIS T14971、ユーザビリティエンジニアリングの規格であるJIS T62366-1、さらに、プログラムを用いた医療機器にはソフトウェアのライフサイクル規格であるJIS T2304及び該当する場合、サイバーセキュリティの規格であるJIS T81001-5-1への適合性が求められる。本セミナーでは、これらの規格に適合し、かつ関連する手順が連携したプログラム医療機器の設計開発手順書の作成ポイントについて解説する。
時間
90分
講師等
一般社団法人電子情報技術産業協会
医療用ソフトウェア専門委員会
委員 鴛田 栄二
タイトル
製品ライフサイクルにおけるサイバーセキュリティ
【講義概要】製造販売業者は、これまでもJIS T
2304によって、医療機器ソフトウェアライフサイクル全体を通じて、適切なリスクマネジメントを実施することによって、医療機器製品の安全と基本性能を確保することが求められている。加えてサイバーセキュリティに関するリスクを低減し、患者への危害の発生及び拡大の防止に繋げる必要がある。本講では、医療機器の製品ライフサイクルにおけるサイバーセキュリティに関する、開発のための実践的なアプローチについて解説する。
時間
70分
講師等
一般社団法人日本医療機器産業連合会
医療機器サイバーセキュリティ対応ワーキンググループ
主査 中里 俊章
タイトル
生物学的安全性試験の実際 ~基本的事項から実際試験法~
【講義概要】本講では、生物学的安全性評価の基本的な考え方と、各試験項目(細胞毒性、感作性、刺激性、全身毒性、遺伝毒性、埋植、血液適合性、発熱性)を概説する。併せて、生物学的安全性試験実施の試験条件などを説明し、試験法選択及び評価のポイントを説明する。
時間
70分
講師等
独立行政法人医薬品医療機器総合機構
外部専門委員 金澤 由基子
タイトル
滅菌関連法規制/滅菌バリデーション実務
【講義概要】滅菌バリデーション基準が改訂され、バイオバーデンのISO規格が改訂されるなど、滅菌関連の規制が年々厳しくなっている。本講では、医療機器の滅菌法規制、滅菌工程開発、滅菌バリデーション、日常管理の問題点と注意事項を解説する。さらに、バイオバーデンISO規格の変更ポイントを解説する。
時間
60分
講師等
四季サイエンスラボラトリー 山口 透
タイトル
治験GCP概論
【講義概要】本講では、医療機器の治験の必要性と治験を進めるにあたっての留意事項及び治験の流れをGCP省令及び実務的な治験の流れに沿って解説する。
時間
60分
講師等
一般社団法人 日本CRO協会
医療機器ワーキンググループ 大川 歩/日裏 奈那
タイトル
医療デジタルデータの AI 研究開発等への利活用に係るガイドライン
【講義概要】診療で得られた医療情報を人工知能技術などの研究開発に二次利用することのニーズが高まっている。令和6年に厚生労働省より事務連絡として発出された「医療デジタルデータのAI研究開発等への利活用に係るガイドライン」では、医療情報の二次利活用における様々な法的根拠を整理するとともに、個人情報保護法における仮名加工情報に着目し、その利用可能範囲や、医療情報の特性を踏まえた適切な加工方法についての指針を示している。本講演では、本ガイドラインの概要について紹介するとともに、生成AIの研究開発を見据えた今後の課題について議論したい。
時間
90分
講師等
国立研究開発法人 国立がん研究センター研究所
医療AI研究開発分野 主任研究員 小林 和馬
講義の順番及び講師等については変更になる場合もあります。