当財団は、医療分野における社会的課題の解決に資する技術分野に関する基礎的段階の研究開発を支えることが、将来に渡り先端的な技術が医療機器として持続的に社会に提供されることに繋がり、 我が国が最先端の医療機器を生み出す基礎になると考えております。
そこで、アカデミアの研究成果が適切に社会実装される未来を実現するために、基礎的段階の研究開発を次の開発段階へ向かうことを後押しすべく、2024年度より医療技術研究開発助成事業を実施しています。
つきましては、2024年10月24日(木)より、当該助成事業の募集を開始いたします。
当財団は、本事業を通して、医療機器・医療技術を研究対象とする若手自然科学系研究者の育成を目指しています。
皆様からのご応募をお待ちしております。
<昨年度からの主な変更点> より多くの若手研究者を支援するために、各助成枠の採択予定件数を以下のとおり拡充いたしました。
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先端的な医療機器が持続的に社会に提供される環境の構築を推進し、医療機器の技術開発に関する振興を図るため、自然科学系研究者を対象として、
医療分野における社会的課題の解決に資する技術分野に関する基礎的段階の研究開発を広く募集します。
本助成事業は、アカデミアの研究成果が適切に社会実装される未来を実現すべく、基礎的段階の研究開発を次の開発段階へ向かうことを後押しするものです。
当財団は、本事業を通して、医療機器・医療技術を研究対象とする若手自然科学系研究者の育成を目指しています。
本助成事業においては、研究者の革新的・独創的なシーズを基に、医療分野における社会的課題の解決に資する以下の技術分野であって、
基礎的段階の研究開発を次の開発段階へステップアップさせようとする医療技術研究開発のテーマを募集します。
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)によれば、医療機器の開発段階は、基礎研究(原理確認)、応用(製品開発)、検証(非臨床、臨床研究)に分かれており 、
本助成事業にいてはこのうち、現時点において基礎研究(原理確認)に相当するテーマを対象としますが、アカデミアの研究成果が適切に社会実装されるためには、
基礎から実用化までの研究開発が切れ目なく行われる必要があるため、次の開発段階へ移行する意欲のより高いテーマについて優先的に採択を検討します。
[助成対象とする分野]医療分野における社会的課題の解決に資する6つの技術分野
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[次の開発段階へ移行する意欲のより高いテーマ]
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次の各号のすべてに該当する国内の大学及びその附属病院・研究施設、病院・研究機関、高等専門学校に所属する研究者(企業に所属する者は除く)の方が対象です。
※研究者とは、2025年4月1日時点において博士号を取得済み※である者を指します。
※ 2025年3月末までに博士号取得見込みの方も応募は可能ですが、採択された場合であっても2025年4月1日時点において博士号が取得できない場合には採択が取り消しとなります。
助成金は、直接研究費と間接経費から構成されます。
(1)直接研究費
研究開発に要する物品等の購入費用、その他研究の実施に直接必要な費用
※直接研究費に係る支出基準は原則として申請者の所属機関の基準に従うものとしますが、申請に当たっては、
直接研究費を①消耗品、②備品、③賃借料、④旅費・宿泊費、⑤学会参加費、⑥謝金、⑦通信費・印刷費・その他雑費等の7項目に分けた研究費使用計画を作成いただきます。
人件費、研究室の賃借料や水道光熱費、机・ロッカーといった什器類等、飲食費(学会参加費等に含まれるものを除く)、その他、応募テーマに関する研究に直接関係しない費用は直接経費からの支出はできません。研究遂行上で必要な場合には間接経費の範囲内で支出可能かを所属機関に確認してください。
(2)間接研究費
2025年4月から2026年3月末の1年間 (研究計画に応じて、この範囲で自由に設定可)
※研究の内容によっては、事前協議の上、弾力的に対応することもあります。
応募は電子申請となります。下記書類を作成し、電子申請システムより申請(PDF形式)を行ってください。
(申請様式一式)(萌芽・探索型)2025年度研究開発助成申請書_氏名(Word)
(申請様式一式)(実用化展開型)2025年度研究開発助成申請書_氏名(Word)
(様式3作成用エクセルファイル)研究費使用計画書
電子申請システム(Graain)を初めてご利用される方は、アカウントの初期登録をお願いします。
詳細はアカウント作成マニュアルをご覧ください。
所定用紙(Word・Excel)への入力後、PDF形式に変換し、提出する書類を全て統合の上で提出してください。
PDFにはパスワードやセキュリティ設定を行わないでください。
ファイル名は「萌芽・探索型/実用化展開型研究開発助成申請書_氏名」として下さい。
例1) 萌芽・探索型研究開発助成申請書_医療花子.pdf
例2) 実用化展開型研究開発助成申請書_機器太郎.pdf
応募・申請履歴の確認はこちらから
電子申請システム
(Graain:外部のウェブサイトに移動)
申請画面の操作方法についてはGraain申請者操作マニュアルをご覧ください。
申請者操作マニュアルは、Graainマイページへのログイン後、画面上部にある「?」アイコンからもご確認いただけます。
申請書類のWordファイルには以下(様式1)~(様式4)の書式が全て入っております。
各種様式について、以下の記載方法に従って作成して下さい。
(申請状況の確認について)
申請状況の確認は、電子申請システム(Graain)のマイページ、または申請時および申請完了時におけるGraainからの配信メールよりご確認いただけます。
2025年度募集は下記の通りとなります。
公募締切日(厳守) | 採択結果通知 | 研究期間 (1年間の例) | |
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2025年度 | 2024年 12月23日(月) 正午 |
2025年3月末日までに 申請者に直接通知 |
2025年4月~2026年3月末 |
【2025年度医療技術研究開発助成における採択予定件数】
① 萌芽・探索型:10件、② 実用化展開型:2件
【採択までの流れ】
外部委員で構成される選考委員会にて審査し、理事会において採否を決定します。
採否は、2025年3月末日までに申請者に直接通知します。
採択された申請については、研究テーマ、採択者名と共に医療機器産業研究所のウェブサイトで公開します。
不採択の場合でも、選考の内容および不採択の理由については、公開できません。
本助成金は寄附金として交付します。採択決定後、速やかに当財団より所属機関に対して助成金を振り込みます。
研究費の管理は所属機関による機関管理を基本とします。領収書の原本等は所属機関にて適切に保管ください。
なお、会計報告書においては当財団への領収書の原本等の提出は不要です。
採択者は、2026年3月末日まで成果報告書と会計報告書、を財団に提出します。提出された成果報告書は財団のウェブサイトに掲載します。
また、応募時に提出した助成期間終了後の開発構想については、成果報告書と会計報告書の提出時に合わせて、国際学会等への論文投稿、特許申請、国等の補助事業への応募計画、企業との共同研究に関する計画等を含めて再度最新の情報により提出すること。
なお、助成対象となった研究の成果は申請者に帰属しますが、本助成事業の研究成果の報告として作成する成果報告書の著作権のみは当財団に帰属します。研究期間中や研究期間終了後に、当該研究に関連した内容での研究発表や論文投稿、特許出願等を妨げるものではなく、積極的な研究発表や論文投稿、特許出願等を期待します。 また、発表に際しては当財団の助成による旨を記載して頂くと共に論文等の別刷り(コピーや電子ファイルも可)を後日提出して下さい。 優れた研究成果については当財団が主催する研究会等にて発表して頂く場合があります。
本助成事業は2024年度から開始致しました。
2024年度採択テーマはこちら
2025年度採択予定件数 | |
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① 萌芽・探索型 | 10 |
② 実用化展開型 | 2 |
お預かりした個人情報については、目的の範囲内でのみ利用します。不採択になった場合にも、応募書類は返却致しません。
本助成事業は、アカデミアの研究成果が適切に社会実装される未来を実現すべく、基礎的段階の研究開発を次の開発段階へ向かうことを後押しするものであるため、必要に応じて、若手研究者に対し、実用化を見据えたアドバイス等を行う機能を提供します。
本研究助成の応募に際して疑問点等がありましたら、下記連絡先までお問い合わせ下さい。まだアイディア段階の研究テーマであっても、お気軽にご相談下さい。
公益財団法人医療機器センター附属医療機器産業研究所
医療技術研究開発助成事務局
〒113-0033 東京都文京区本郷 1-28-34 本郷MKビル 2階
電話 03-3813-8553
e-mail:mdsi@jaame.or.jp