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MDSI 医療機器産業研究所
2025年度 研究助成
医療技術研究開発助成 募集のご案内


当財団は、医療分野における社会的課題の解決に資する技術分野に関する基礎的段階の研究開発を支えることが、将来に渡り先端的な技術が医療機器として持続的に社会に提供されることに繋がり、 我が国が最先端の医療機器を生み出す基礎になると考えております。

そこで、アカデミアの研究成果が適切に社会実装される未来を実現するために、基礎的段階の研究開発を次の開発段階へ向かうことを後押しすべく、2024年度より医療技術研究開発助成事業を実施しています。
つきましては、2024年10月24日(木)より、当該助成事業の募集を開始いたします。

当財団は、本事業を通して、医療機器・医療技術を研究対象とする若手自然科学系研究者の育成を目指しています。

皆様からのご応募をお待ちしております。

2023.10.27. プレスリリースはこちら
2024. 4. 1. 2024年度採択テーマはこちら

公募要領 (pdf版はこちら)

<昨年度からの主な変更点>
より多くの若手研究者を支援するために、各助成枠の採択予定件数を以下のとおり拡充いたしました。
  •  ・萌芽・探索型の採択予定件数:昨年度の5件から10件に増枠
  •  ・実用化展開型の採択予定件数:昨年度の1件から  2件に増枠
 ※上記に伴い、実用化展開型は助成金額が変更となっております。
  1. 助成の趣旨
  2. 助成のテーマ
  3. 応募対象者
  4. 助成金額
  5. 助成期間
  6. 応募方法 ← 指定書式のダウンロード・応募(電子申請システム)はこちらから
  7. 募集時期、選考時期
  8. 助成金の交付
  9. 研究成果の報告等
  10. これまでの採択テーマ
  11. 個人情報・応募書類の取扱について
  12. その他
  13. 連絡先
  1. 助成の趣旨

    先端的な医療機器が持続的に社会に提供される環境の構築を推進し、医療機器の技術開発に関する振興を図るため、自然科学系研究者を対象として、 医療分野における社会的課題の解決に資する技術分野に関する基礎的段階の研究開発を広く募集します。 本助成事業は、アカデミアの研究成果が適切に社会実装される未来を実現すべく、基礎的段階の研究開発を次の開発段階へ向かうことを後押しするものです。
    当財団は、本事業を通して、医療機器・医療技術を研究対象とする若手自然科学系研究者の育成を目指しています。

  2. 助成のテーマ

    本助成事業においては、研究者の革新的・独創的なシーズを基に、医療分野における社会的課題の解決に資する以下の技術分野であって、 基礎的段階の研究開発を次の開発段階へステップアップさせようとする医療技術研究開発のテーマを募集します。
    国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)によれば、医療機器の開発段階は、基礎研究(原理確認)、応用(製品開発)、検証(非臨床、臨床研究)に分かれており 、 本助成事業にいてはこのうち、現時点において基礎研究(原理確認)に相当するテーマを対象としますが、アカデミアの研究成果が適切に社会実装されるためには、 基礎から実用化までの研究開発が切れ目なく行われる必要があるため、次の開発段階へ移行する意欲のより高いテーマについて優先的に採択を検討します。

    [助成対象とする分野]医療分野における社会的課題の解決に資する6つの技術分野

    1. ① 日常生活における健康無関心層の疾病予防、重症化予防に資する医療機器
    2. ② 予後改善につながる診断の一層の早期化に資する医療機器
    3. ③ 臨床的なアウトカムの最大化に資する個別化医療に向けた診断と治療が一体化した医療機器
    4. ④ 高齢者等の身体機能の補完・向上に関する医療機器
    5. ⑤ 医療従事者の業務の効率化・負担軽減に資する医療機器
    6. ⑥ 次世代の医療機器開発・生産に資する要素技術・部品・部材の開発、製造基盤
    ※ 本助成事業では、2040年を展望し、今後10年程度に対応すべき医療分野における社会的課題の解決に資する技術分野を、第二期医療機器基本計画における重点分野を参考に設定。


    [次の開発段階へ移行する意欲のより高いテーマ]

      基礎研究(原理確認)の中にあって、基礎的段階の研究開発を次の開発段階へステップアップさせようとする以下の二つのテーマ
    1. 萌芽・探索型:より探索期にあるものにあってはその後の原理検証フェーズに移行させようとする計画をもつテーマ
    2. 実用化展開型:基礎研究(原理確認)の探索期を終えた後期にあってはその後の実用化展開に向けて応用(製品開発)に移行させようとする計画をもつテーマ

  3. 応募対象者

    次の各号のすべてに該当する国内の大学及びその附属病院・研究施設、病院・研究機関、高等専門学校に所属する研究者(企業に所属する者は除く)の方が対象です。
    ※研究者とは、2025年4月1日時点において博士号を取得済み※である者を指します。

      丸括弧付き数字リスト
    1. 研究開始時において満40歳未満の研究者、または学位取得後10年未満の研究者であること。
    2. 助成期間中において、企業との共同研究開発テーマではないこと。
    3. 財団からの助成金を所属機関が研究費として管理する前提のもとに、所属長が応募を承認していること、及び財団からの助成金の受給にかかわる制約がないこと。
    4. 本人、その家族及び所属団体が、反社会的勢力と結びつきがないこと。
    5. 前年度、本助成事業において採択を受けていない者。ただし、萌芽・探索型で採択された者が翌年度に実用化展開型へ応募することは妨げない。
    6. 応募にあたっては個人の申請に限定します。複数の研究者による申請は認めませんが、研究計画に研究協力者を含めることは妨げません。交付対象は研究者個人とし、研究協力者への研究費の配分は認めません。
    7. 申請者の国籍は問いませんが、下記に示す報告書を作成するために日本語による会話および読み書きの十分な能力を有することが条件となります。また助成金の取扱上、日本国内に居住している方を対象とします。


    ※ 2025年3月末までに博士号取得見込みの方も応募は可能ですが、採択された場合であっても2025年4月1日時点において博士号が取得できない場合には採択が取り消しとなります。

  4. 助成金額

    助成金は、直接研究費と間接経費から構成されます。

    (1)直接研究費

      ① 萌芽・探索型:100万円/件(税込)
      ② 実用化展開型:300万円/件(税込)

      • 対象となるもの

        研究開発に要する物品等の購入費用、その他研究の実施に直接必要な費用
        ※直接研究費に係る支出基準は原則として申請者の所属機関の基準に従うものとしますが、申請に当たっては、 直接研究費を①消耗品、②備品、③賃借料、④旅費・宿泊費、⑤学会参加費、⑥謝金、⑦通信費・印刷費・その他雑費等の7項目に分けた研究費使用計画を作成いただきます。

      • 留意点

        人件費、研究室の賃借料や水道光熱費、机・ロッカーといった什器類等、飲食費(学会参加費等に含まれるものを除く)、その他、応募テーマに関する研究に直接関係しない費用は直接経費からの支出はできません。研究遂行上で必要な場合には間接経費の範囲内で支出可能かを所属機関に確認してください。


    (2)間接研究費

    所属機関にて間接経費が必要な場合には別途直接経費の20%を上限として計上できます。
    事前に所属機関で間接経費の要否を確認してください。本助成事業は寄附金として交付します。

  5. 助成期間

    2025年4月から2026年3月末の1年間 (研究計画に応じて、この範囲で自由に設定可)
    ※研究の内容によっては、事前協議の上、弾力的に対応することもあります。

  6. 応募方法

    応募は電子申請となります。下記書類を作成し、電子申請システムより申請(PDF形式)を行ってください。
     (申請様式一式)(萌芽・探索型)2025年度研究開発助成申請書_氏名(Word)
     (申請様式一式)(実用化展開型)2025年度研究開発助成申請書_氏名(Word)
     (様式3作成用エクセルファイル)研究費使用計画書

    電子申請システム(Graain)を初めてご利用される方は、アカウントの初期登録をお願いします。
    詳細はアカウント作成マニュアルをご覧ください。

    所定用紙(Word・Excel)への入力後、PDF形式に変換し、提出する書類を全て統合の上で提出してください。
    PDFにはパスワードやセキュリティ設定を行わないでください。

    ファイル名は「萌芽・探索型/実用化展開型研究開発助成申請書_氏名」として下さい。
    例1) 萌芽・探索型研究開発助成申請書_医療花子.pdf
    例2) 実用化展開型研究開発助成申請書_機器太郎.pdf

    応募・申請履歴の確認はこちらから 電子申請システム
    (Graain:外部のウェブサイトに移動)

    申請画面の操作方法についてはGraain申請者操作マニュアルをご覧ください。
    申請者操作マニュアルは、Graainマイページへのログイン後、画面上部にある「?」アイコンからもご確認いただけます。

    申請書類のWordファイルには以下(様式1)~(様式4)の書式が全て入っております。
    各種様式について、以下の記載方法に従って作成して下さい。


    (申請書類様式)

    1. 履歴書・研究概要書(様式1)(A4サイズ、2ページ、指定書式)
      1ページ目が履歴書、2ページ目が研究概要書となっています。
    2. 研究計画書(様式2)(A4サイズ、8ページ以内、サンプル書式あり)
      研究の背景及び当該研究計画に関して現在までに行った研究実績、本助成において達成したい研究の目的、研究方法・計画、将来的に医療機器の実用化を達成するために必要な他の研究計画と当該研究計画の関係、倫理面への配慮を記載して下さい。
    3. 研究費使用計画書(様式3)(A4サイズ、1ページ指定書式)
      直接研究費の使途の予定(概要)を研究計画と対応する形で記載して下さい。見積書等の添付は不要です。Excelで作成された経費内訳をPDFにして他の様式ファイルと統合してください。
    4. 助成期間終了後の開発構想(様式4)(A4サイズ、1ページサンプル書式あり)
      本助成期間終了後の次の開発段階における開発計画について、現時点の構想を記載して下さい。国等の補助事業への応募計画、企業との共同研究計画、起業、国際学会等への論文投稿、特許申請など、助成期間終了後3年間における開発計画を想定して下さい。

    (申請状況の確認について)
     申請状況の確認は、電子申請システム(Graain)のマイページ、または申請時および申請完了時におけるGraainからの配信メールよりご確認いただけます。

    Graain自動配信メールの詳細:

    1. 申請受付(進捗状況:確認中)
      Graainマイページにて申請書類をアップロード後、申請ボタンを押すと「申請を受付けました」と画面に表示され、同時にご登録のメールアドレス宛へ申請受付(確認中)のメールがGraainから自動配信で届きます。
      ※こちらは申請が事務局に届いたことを知らせるご連絡となり、申請完了のメールではありません。
    2. 申請完了(進捗状況:受領/差戻/不採用)
      申請が完了すると、申請の進捗状況をGraainよりメールにてご連絡いたします。
      メール文中にて申請の進捗状況が確認できます。
      申請の進捗状況の他に事務局から連絡事項がある場合には、Graainマイページよりご確認ください。

      <進捗状況の具体的な内容>
      • 受領:必要な申請書類が全て揃い、受付が完了した場合
      • 差戻:申請書類に修正事項がある場合
      • 不採用:助成対象外の分野によるテーマ、応募対象者に該当しない者による申請など、申請の対象外となる場合

      ※申請状況の確認に関する詳細については、申請者用Graainマニュアルの「1.助成申請」をご確認ください。

  7. 募集時期、選考時期

    2025年度募集は下記の通りとなります。

    公募締切日(厳守) 採択結果通知 研究期間 (1年間の例)
    2025年度 2024年 12月23日(月)
    正午
    2025年3月末日までに
    申請者に直接通知
    2025年4月~2026年3月末

    【2025年度医療技術研究開発助成における採択予定件数】
     ① 萌芽・探索型:10件、② 実用化展開型:2件

    【採択までの流れ】
     外部委員で構成される選考委員会にて審査し、理事会において採否を決定します。
     採否は、2025年3月末日までに申請者に直接通知します。
     採択された申請については、研究テーマ、採択者名と共に医療機器産業研究所のウェブサイトで公開します。
     不採択の場合でも、選考の内容および不採択の理由については、公開できません。

  8. 助成金の交付

    本助成金は寄附金として交付します。採択決定後、速やかに当財団より所属機関に対して助成金を振り込みます。
    研究費の管理は所属機関による機関管理を基本とします。領収書の原本等は所属機関にて適切に保管ください。
    なお、会計報告書においては当財団への領収書の原本等の提出は不要です。

  9. 研究成果の報告等

    採択者は、2026年3月末日まで成果報告書と会計報告書、を財団に提出します。提出された成果報告書は財団のウェブサイトに掲載します。

    また、応募時に提出した助成期間終了後の開発構想については、成果報告書と会計報告書の提出時に合わせて、国際学会等への論文投稿、特許申請、国等の補助事業への応募計画、企業との共同研究に関する計画等を含めて再度最新の情報により提出すること。

    なお、助成対象となった研究の成果は申請者に帰属しますが、本助成事業の研究成果の報告として作成する成果報告書の著作権のみは当財団に帰属します。研究期間中や研究期間終了後に、当該研究に関連した内容での研究発表や論文投稿、特許出願等を妨げるものではなく、積極的な研究発表や論文投稿、特許出願等を期待します。 また、発表に際しては当財団の助成による旨を記載して頂くと共に論文等の別刷り(コピーや電子ファイルも可)を後日提出して下さい。 優れた研究成果については当財団が主催する研究会等にて発表して頂く場合があります。

  10. これまでの採択テーマ

    本助成事業は2024年度から開始致しました。

    2024年度採択テーマはこちら

    2025年度採択予定件数
    ① 萌芽・探索型 10
    ② 実用化展開型 2

  11. 個人情報・応募書類の取扱について

    お預かりした個人情報については、目的の範囲内でのみ利用します。不採択になった場合にも、応募書類は返却致しません。

  12. その他

    本助成事業は、アカデミアの研究成果が適切に社会実装される未来を実現すべく、基礎的段階の研究開発を次の開発段階へ向かうことを後押しするものであるため、必要に応じて、若手研究者に対し、実用化を見据えたアドバイス等を行う機能を提供します。

  13. 連絡先

    本研究助成の応募に際して疑問点等がありましたら、下記連絡先までお問い合わせ下さい。まだアイディア段階の研究テーマであっても、お気軽にご相談下さい。

    公益財団法人医療機器センター附属医療機器産業研究所
    医療技術研究開発助成事務局
    〒113-0033 東京都文京区本郷 1-28-34 本郷MKビル 2階
    電話 03-3813-8553
    e-mail:mdsi@jaame.or.jp